ウン・ソーヤは、勇者局に所属するケンタウロスの青年です。通称はソーヤ。名前の「ウン・ソーヤ」は「運送屋」にかけたもので、本人も将来は運送業で自立することを目指しています。彼は感心した時などに「うん、そうや!」と言う癖があり、結果として普段から自然に自分の名前を連呼しているような人物でもあります。
ソーヤは陽気で気さくな熱血漢です。関西弁でよく話し、ジョークを飛ばして周囲を笑わせることも多いため、勇者局ではムードメーカーになりやすいタイプです。ただし、時折さらっとブラックユーモアを口にすることもあります。それでも次の瞬間にはいつもの明るい青年に戻っているため、周囲からは「良い人だけど、少し変わっている」と思われています。
彼の夢は、自分の足の速さと体力を生かして運送屋を経営することです。本編世界ではケンタウロスが流通を担っており、ソーヤもその流通業で生活していきたいと考えています。彼は足の速さや体力に自信があり、地図も読めるため、自分は運送業に向いていると確信しています。
しかし、勇者局に来る以前、ソーヤは実際に運送屋で働いた経験がありました。その中で、運送業で生活していくことは自分が思っていた以上に大変だと知ります。そして「普通のことをやっていたのでは、運送屋として自立しても続かへん」と考えるようになりました。そこで彼は、自分を鍛え、いつか海の上を走る運送屋になるために、勇者局で勇者になることを決めました。彼が目指しているのは、ただの運送屋ではなく「世界最強の運送屋」です。
ソーヤは勇者局に入学してから一年以上が経過しており、現在は中級勇者として活動しています。授業を受ける傍ら、集荷や配達の仕事もこなしており、その働きぶりはなかなか評判が良いようです。要領が良く、ラスボスたちから与えられる仕事もそつなくこなすため、勇者局内でも評価されています。
ソーヤの初登場は、カラクリオンとホムウが勇者局内をウロウロしていたところを発見した場面です。困っている二人を見かけたソーヤは、気前よく助けることになります。もっとも、これは彼自身の面倒見の良さだけでなく、少し前に鬼ヶ島霊子から「この二人を見てあげてほしい」と頼まれていたことも関係しています。以後、ソーヤはカラクリオンとホムウの兄貴分のような立場となり、二人と仲良くしていきます。
また、ソーヤはカラクリオンやホムウ以外のキャラクターとも広く付き合いがあり、情報通でもあります。そのため、勇者局内では人と人をつなぐ潤滑油のような役割も果たしています。
本来、ソーヤは鬼ヶ島霊子に仕えたいと思っており、霊子も彼を自分の部下にするつもりでした。ところが、無理魔理矢が「俺様に寄越せ!」と言ってきたため、ソーヤは無理魔理矢の部下になります。無理魔理矢は人使いが荒いことで知られており、過去には彼女の部下だった勇者が何人も逃げ出しています。しかし、ソーヤは無理魔理矢に気に入られているのか、彼女から一定の評価を受けているようです。
戦闘では、ソーヤはどこで拾ったのか分からない巨大なハリセンを武器にしています。彼はその巨大ハリセンを「流星剣」と名付けています。本人によると、一秒間に百発ものハリセン攻撃を敵に叩き込むことができるらしいです。
ただし、ソーヤ自身の強さはカラクリオンやホムウと大きく変わりません。彼はあくまでも生活者であり、戦うためだけに生きている人物ではありません。必要以上に強くなることよりも、自分の夢である運送屋としての自立を大切にしている青年です。
