2026年6月4日木曜日

底抜けに明るいホムンクルス、ホムウ【御ナラティヴ】

底抜けに明るいホムンクルス、ホムウ【御ナラティヴ】
 ホムウはカラクリオンが名付けたニックネームです。周囲の人々も、彼のことを普通に「ホムウ」と呼んでいます。ホムウは、もともと臓器移植用途で作られたホムンクルスです。正式名称は「HOMU-GR00」ですが、ホムウ本人は自分の正式名称を知りません。彼は、自分がホムンクルスであることだけは理解しています。そのため、ホムンクルスを略して、自分のことを「ホムウ」と名乗っています。

性格は、底抜けに明るい天然キャラです。ホムンクルスは普通、陰鬱な者が多いとされています。しかし、ホムウはその印象とはまるで違い、いつも明るく、どこか抜けています。カラクリオンと一緒にいる時は、基本的にボケ担当です。

ホムウはほとんど空気を読みません。その為、平気で毒を吐いたり、不穏なことを言ったりします。ただし、本人に悪意はありません。自分が失言しているとも思っていないので、周囲から見ると、かなり危なっかしい存在です。よく言えば無邪気。悪く言えば、少し暴走気味です。

ホムウは敬語を使いません。ラスボス相手にも、普通にため口で話します。けれども、周囲の人々はそれを問題視していません。みんな、「ホムウはそういう奴だ」と受け入れているからです。とは言え、ホムウは他人の気持ちが分からないわけではありません。困っている人がいれば、自分なりに助けようとすることがあります。空気は読めませんが、冷たい性格ではありません。

ホムウの一番の特徴は、ピンク色のモフモフした巨大なアフロヘアです。その形がブロッコリーに似ているため、「ブロッコリー」と呼ばれることがあります。なお、本人はそれを全く気にしていません。むしろ、褒められていると感じています。ホムウはホムンクルスですが、人間と同じように食事をし、睡眠も取ります。ただし、早起きは苦手です。

食べ物に好き嫌いはほとんどありません。基本的に何でも食べます。それは食い意地が張っているとも言えますが、食事をしている時のホムウは幸せそのものです。食後には、よく「まだ、足りねぇぞ」と言っています。そのたびに、カラクリオンは呆れています。ソーヤは「食べ過ぎんなよ」と注意します。フランベルヌには「あんた、どうして太らないのよ?」と嫌味を言われますが、本人は全く気にしていません。蛮超に至っては、「うぬ! どんどん、食べるがよい!」とチーズ牛丼を大量に勧めています。

ホムウは戦闘に特化した存在ではありません。もともとは臓器移植用途のホムンクルスとして扱われるはずでしたが、結果的には人と一緒に暮らす存在として育てられました。ただし、ホムウはこれについては一切、覚えていません。また、ホムウは文字の読み書きができません。

勇者局へ入学した後、ホムウは自分専用のハンコを作っています。意外なことに、ホムウはかなり器用です。見た目や言動はかなり自由ですが、手先を使うことには向いています。また、ホムウはカラクリオンと同じく、この世界には存在しない素材で製造されています。そのため、ラスボスたちはホムウを見た時に、どこか違和感を覚えています。

普通のホムンクルスとは違う。この世界の技術だけで作られた存在ではない。そうした感覚を、ラスボスたちはうっすらと察しています。ただし、ホムウ本人はそんな事情をほとんど気にしていません。自分が何者なのかを深く考えるよりも、今はカラクリオンたちと一緒に過ごし、食べて、笑って、好き勝手に話している方が大事なのです。

ホムウは、無邪気で、不穏で、食いしん坊なホムンクルスです。そして、本人も知らないところで、この世界にとって少し異質な存在でもあります。