麟・カーネーション、通称カイザリンは、世界皇帝として君臨する元・女勇者です。名前は英語の「reincarnation」から着想を得ており、「生まれ変わり」「再生」「輪廻」という意味から、本作における「やり直し」のテーマにもつながっています。また、通称のカイザリンはドイツ語の「Kaiserin」に由来しています。麟・カーネーションはラスボスです。
彼女は豪放磊落で、細かいことを気にしない性格です。何度失敗しても諦めない心を大切にしており、勇者局の局長として勇者たちを管理しています。勇者局は、彼女が統治する政府の外局にあたる組織であり、カイザリンにとっては世界統治における問題を解決するための政治的機関でもあります。
かつてカイザリンは、最強の吸血鬼オルカートを討伐した勇者の一人でした。しかし、オルカートの返り血を浴びたことで不老不死となり、人間ではなくなりなりました。その結果、彼女は約二千年にわたって世界の統治者として君臨しています。現在では、世界中の人々からラスボスとみなされ、「愛帝」と名乗っています。
勇者局が作られたきっかけは、オルカート討伐から百年後に勇者が大量発生したことでした。毎日のように政庁へ押しかけてくる勇者たちに困ったカイザリンたちは、巫女神霊子の提案により、自分たちがラスボス役を演じることにします。こうして生まれたのが、勇者を育成・管理する機関「B.B.A」、正式名称「BRAVE BASARA ACADEMY」です。
カイザリンの必殺技は「愛の波動砲」です。不届き者を光速で地球七周半ぶっ飛ばすという、とんでもない技ですが、これは懲罰や傷害ではなく、あくまで愛による教育的な一撃です。吹っ飛ばされた相手はすぐに復活し、カイザリンは「くっ!また、やってしまったか……。愛ゆえに!!」と呟きながら去っていきます。
麟・カーネーションは、圧倒的な力を持つラスボスでありながら、世界を守り、勇者を受け止める統治者でもあります。豪快でいい加減に見えて、必要なところだけはしっかり押さえる。そんな彼女こそ、勇者局を象徴する存在です。
