【マゼッタ・フォン・ツァンデリア】
マゼッタ・フォン・ツァンデリアの通称はマゼッタです。名前の「マゼッタ」は「MAZE」、つまり迷路に由来しており、名字の「ツァンデリア」は「ツンデレ」をもじったものです。
マゼッタは、吸血鬼のツンデレ少女です。普段はツンとした態度を取っていますが、それは本人が背伸びをしているためです。彼女の実家であるツァンデリア家は没落しており、マゼッタはその家を立て直したいと考えています。
そんなマゼッタが憧れているのが、ラスボスの一人である麟・カーネーションです。かつてマゼッタの町を百人の盗賊団が襲った時、視察に来ていた麟はその盗賊団をあっさりと倒してしまいました。その姿を見たマゼッタは、麟に強く憧れるようになります。そして、麟が勇者局を運営していることを知ったマゼッタは、勇者局への入学を決意します。
マゼッタはツンデレなだけでなく、かなりの努力家でもあります。地元の学校でも成績優秀で、教師たちからも期待されていました。勇者局に入学してからも、その努力家ぶりは変わりません。彼女は人の倍以上努力することで、自分の実力を磨いていくタイプです。
しかし、マゼッタには致命的な弱点があります。
それは、極度の方向音痴であることです。
勇者局を目指して実家を出たマゼッタは、そのまま百年ほど世界をさまよってしまいます。その間に世界各地を巡り、見聞を広めることはできましたが、肝心の勇者局にはなかなかたどり着けませんでした。最終的には、勇者局へ向かう勇者の後をつけることで、ようやく到着します。
ところが、今度は勇者局の中で迷ってしまい、事務所に行くことができませんでした。その結果、マゼッタは正式に入学する前から、百年ほど勇者局で暮らし続けることになります。その間、彼女はダンジョンで魔物を倒して生活費を稼いでいたため、衣食住には困りませんでした。結果的に、その百年間でマゼッタは大きく実力を伸ばしています。
マゼッタは、原初のラスボスであるオルカートの末裔でもあります。正確には、彼女の実家であるツァンデリア家は、オルカートの四番目の弟から分かれた家系です。しかし、オルカートとその家族はもともと疎遠であり、オルカートが倒された後も、その弟の家系であるツァンデリア家は周囲から厳しい目を向けられることになります。
マゼッタは、そんな家の状況を変えたいと思っています。彼女にとって麟・カーネーションは、強く美しい理想の存在です。マゼッタは麟のような強い女性になれば、周囲も自分たちを認めてくれるはずだと考え、懸命に努力しています。なお、先祖であるオルカートに対しては、あまり良い印象を持っていません。マゼッタが憧れているのは、あくまでも麟・カーネーションです。
戦闘面では、オルカートの末裔だけあって高い素質を持っています。ある日、マゼッタは偶然にも、麟・カーネーションと手合わせをし、その実力を認められるようになります。麟・カーネーション曰く「久々に、いい汗をかいた。」とのことでした。
マゼッタは、ツンデレで方向音痴な吸血鬼少女です。
しかしその内側には、家を立て直したいという強い思いと、憧れの存在に近づこうとする努力家としての一面があります。
迷いながらも前に進み続ける彼女は、勇者局の中でも大きく成長していくキャラクターです。
