マッド・カラクリオンは、明るくて元気なオートマータの少年です。正式名称は「カラクリオン」ですが、デレタが「カラクリ」とうまく言えなかったため、いつの間にか「クラコリ」というニックネームで呼ばれるようになりました。本人は「クラコリ」と呼ばれることを特に嫌がっておらず、今ではみんなから親しみを込めてそう呼ばれています。ちなみに「MAD」という言葉の意味を、カラクリオン本人は知りません。オーーバーオールに書かれた「MC」は「MAD CARAKURION」の省略です。
カラクリオンは、いつも明るく賑やかな少年です。感情表現が豊かで、喜んだり驚いたりツッコんだりと、反応がとても大きいです。特にデレタと一緒にいる時は、カラクリオンがツッコミ担当になります。デレタが天然で不思議なことを言うため、カラクリオンはいつも振り回されています。カラクリオンは好奇心旺盛の為、わからないことがあれば、率直に質問します。
本来、オートマータは感情を持たない存在ですが、カラクリオンは首に巻いているハートのチョーカーによって、人間のように豊かな感情表現をしています。このチョーカーには「幸センサー」という装置が組み込まれています。これは人間の感受性の機能を持っている為、無機質なオートマータであるはずのカラクリオンは、感情表現が豊かなのです。
カラクリオンの動力源は食事です。その中でも、カラクリオンは特に今川焼です。彼は一日に三つの今川焼を食べています。食べるタイミングは決まっていませんが、本人は朝・昼・晩に分けて食べるのが好きです。カラクリオンは今川焼が大好物なので、今川焼を食べられないと不機嫌になります。カラクリオンは動力切れになると、稼働停止してしまいます。ただし、魔力を持つ者が魔力を供給すれば、再び動き出すことができます。
カラクリオンは気が付くと、勇者局の近くにある草原にいました。近くには、デレタもいました。二人は状況が分からないまま町へ出かけますが、すぐに迷子になってしまいます。その時、ラスボスの一人である巫女神霊子と出会い、二人は勇者局へ案内されました。こうして、カラクリオンとデレタは勇者局で暮らすことになります。
カラクリオンは勇者局にいますが、ラスボスを倒すつもりはありません。デレタも同じです。二人には他に行く場所がなく、勇者局が自分たちの居場所になりました。そのため、カラクリオンは「ラスボスを倒す勇者」というよりも、勇者局で毎日を過ごしながら、自分なりに勇者を目指している少年です。
カラクリオンは文字の読み書きが出来ます。けれども、カラクリオンは戦闘に特化した存在ではありません。むしろ、子供のような存在として作られたオートマータです。そのため、強い勇者ではありません。しかし、悪者を前にした時には、怖がりながらも如意棒を手に戦う勇気を持っています。弱くても、前に進む。それがカラクリオンらしさです。
